飲み屋に

行く。修士修了祝いの名目らしいが、飲んでいるうちに何のお祝いかわからなくなってくる。そもそも修士の人たちは全員ドクター進学が決まっているしねえ。
位置取りを間違えて一人女性陣に囲まれる。彼女らが次々にいまここにいない研究室の人を斬っていくのを眺め、あんまりだと思う時には弁護し、そうしていると「お前は善人か?」「もっと本音を言え!」と俺が斬られる。
これはケンモギの受け売りだが、「あいつはこういうやつだよね」と言って相手のことがわかった気になるのは最低の事だと思う。他人のことは結局のところわからない、というのが人工知能の最大の失敗ではなかったか。