そうそう

ついでに、こちらの修論発表は先週終わった。予稿集があったので、パラパラめくったが、タイトルの約七割が「hogehoge遺伝子はhogehoge遺伝子を調節する」とか「hogehoge遺伝子の機能の解析」とかでちょっと辟易として発表をみにいく気がなくなった。たまにおっと思ったりしてみてみれば近藤茂さんの研究室だったりする。いくら分子生物学全盛だからってなあ。システム生命科学をうたっているならそういう研究のひとつも目指してみよ、とこんな場末で愚痴ってみる。先週基生研でRさんも言っていたが、かなり根本のところでシステムを目指す人と 1geneを追い求める人とで目指していることに乖離があって、相補的なように見えて必ずしもそうでないとこが多々あるように思う。
とにかくN大の生命理学専攻のなかでは近藤研が一番俺の嗜好に近いことをやっているように見える。ついでに言えば、知能のプログラムをみても、山村研の研究が一番あやしくて生命の理解、ということに近そうな研究でやっぱり俺の嗜好に近い。ちなみに次にあやしくて楽しそうなのは村田研と樺島研、茂木研といったところか。ふらふらしているように見えて進みたい道を進んでいるんだなあ、と安心する。