飲んだ後、

実験しようとするもOさんと話し込み。生物学の論文の書き方に関して改めてレクチャーを受ける。何故、あんなにもコントロールを取る必要があるのかちょっと腑に落ちた気がする。つまるところ生命現象は補集合がとれないので否定的な物言いは難しいのである。したがって排中律は成立せず、対偶を使うような証明は難しく、直線的な論理展開しかできない。苦肉の策として薬をかけたりmutantを調べたりしてコントロールと比較するのだ。
排中律を使わない生命の論理とはどういうものなのだろうか。抽象生物学をやるならこの問題を解決せねばならぬかも知れぬ。