高校野球はやっぱり面白い。

彼らはキビキビとした動作で、こともなげにアウトを取ったりヒットを打ったりしているが、彼らの心を察するとそこにはものすごい深淵があるんだろうと、そのことばかりが気になっていた。もっと具体的に言えば、彼らがどういう思いで今日朝ごはんを食べてきたのか、三振したときの悔しさはどれほどか、この日のために3年間練習を積み重ねてきたのに負ければそれで終わりという残酷さをどう受け止めるのか、とかそんなことばかりを考えていた。
試合のほうは、4-3で文教の勝ち。結構ハラハラさせる展開だった。教え子の彼は3打数ノーヒット。まあそういう日もあるのが現実でしょう。帰り際 Hのおやじさんが来て、「Hにもこういう側面があることをわかってやってください。」と言われる。なんだかジーンとする。もちろん、わかっておりますとも。