リコンビナントKaiCが

謎の失活をしていたせいで出来なかった実験を昨日からやっている。しかしここ最近スムーズに実験が出来なかった真の原因は慢性的な精製タンパクの不足のせいだ。タンパク不足の原因は明らかなのだが、そこには複雑な人間関係が絡んでいるのである。
腕が無い俺が偉そうな事はいえないが、Aという実験が難しくてBさんしか成功できないという状態は、Bさんがすごいというより何故Bさん以外がうまくいかないかが不思議だ。Bさんが人に教えるのが下手なのか、Bさんがわざとコツを教えないのか。実験がうまい人のことをゴッドハンドと良く言うが少なからずそういう批判のニュアンスがそこにはある。いずれにせよ誰がやっても同じになるから科学は科学たりうる。Bさんしか出来ないならそれは芸術品と言ったほうがいいのではないか?
そういうテクニカルな部分ではなくて、目の覚めるような巧妙な実験デザインをするとか、こう考えれば全てに説明がつく!といった気づき(モギケン風に言えばメタ認知)に価値を求めるべきだ。
特にバイオロジーは他の科学の分野に比べて手を動かす事に比重が置かれている気がする。ま、実験大変だしねえ。